Google Maps Platformの料金上限を設定する方法

概要:
「Google Maps Platform」の料金の上限を直接設定する方法は無い。
コンソールから表示回数の上限を設定して実現する。
アラートは金額で指定できる。

2018/07/16からGoogle MAP APIが有料になりました。
ついでに名前も「Google Maps Platform」に変わりました。
簡易な埋め込み以外はクレジットカード登録してAPI keyを発行しないと警告を吐きます。

「For development purpose」の文字

登録はこちらから
Google Maps Platform
https://cloud.google.com/maps-platform/

いくらかかるのか

料金表 – Google Maps Platform
https://cloud.google.com/maps-platform/pricing/sheet/

雑にまとめると

  • スマホに組み込むタイプは「無料」。
  • Google MAPの共有オプションからコピーして埋め込むタイプも「無料」。
  • ルートや検索結果を含む埋め込みは「1000回ごとに$14」。
  • 地図を画像として使用するstatic Mapsは「1000回ごとに$2」。
  • Javascript使って任意の場所にピン立てたりする奴は「1000回ごとに$7」。
  • 静的ストリートビューも「1000回ごとに$7」。
  • 動的ストリートビューは「1000回ごとに$14」

ただし、毎月$200までは無料にしてくれる。
例えば$210使った月は、はみ出た$10だけ請求される仕組み。

上限の設定方法

Q.使い過ぎないためにはどうしたら良い?
A.上限を設定しろ。アラートもあるぞ。(※意訳)
https://developers.google.com/maps/faq#usage_cap

apiの呼び出し上限の設定

Google Cloud Platform 管理画面
https://console.cloud.google.com/
左上ナビゲーションメニューボタン >「IAMと管理」>「割当」から該当するAPIを指定する

APIごとに
・Map loads per day ………………………………「1日の表示上限」
・Map loads per 100 seconds ……………………「100秒間の表示上限」
・Map loads per 100 seconds per user ……「100秒間かつ1ユーザーの表示上限」
が設定できる。

例えば「Dynamic Maps(Maps JavaScript API)」の1つしかAPIを使っていない場合は
1000回あたり$7 → 1回あたり$0.007。
$200 ÷ 0.007 ≒ 28571
無料の$200で28571回まで表示できる
それを31日で割ると921回。
よって「Map loads per day(1日の表示上限)」を「900」程度に指定すれば請求は発生しない。

※上限を超えると前述の「For development purpose」の文字と警告を吐きます(20180929現在)

複数のAPIを使う場合はこの900をAPIの数で割れば良い。
同率に表示される前提ではあるが。

アラートの設定

Google Cloud Platform 管理画面
https://console.cloud.google.com/
左上ナビゲーションメニューボタン >「お支払い」>「予算とアラート」>「予算を作成」を指定する

注意事項
・無料は「$200」だが予算の指定は「¥」
・請求先のデフォルトが「請求先アカウント」

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